私のおすすめ漫画「マネーの拳」の一番気に入っている特徴

   2017/06/15

boxingマネーの拳の第一巻は最初ボクシングの格闘シーンから入るため、私は最初賞金稼ぎぐるみでボクシングをしている主人公の話かと思っていました。

しかし少し読み進めるとそんな汚れた世界ではなく、主人公の花岡健がボクシングで命がけの戦いを繰り広げていた経験を生かしてビジネスでも活躍するという展開でした。

主人公の花岡ボクシングで4度の防衛を果たしているプロのボクサーなのですが、そこから花岡健が経営するお店を経営してビジネスマンとしての道を歩んでいきます。

お店を立ち上げてから1年が経過したところから具体的な話が始まるのですが、ボクシングで活躍した腕を潜めるようにお店はあまり繁盛しておらず月の目標売上すら達成できない程の状況になっていました。

ただひょんな事から商売で成功している人の話を聞くことになり、そこから自分が商売にかけていた見通しの甘さを指摘されてしまいます。

この指摘が思いのほか的を得ていて、現代ではインターネットで誰もが商売を始められる環境にある中で多くの人の心に染みわたる一言だと私は思っています。

その言葉とはボクシングの話に例えて、トレーニングもしていない人がプロのリングでグローブをつけてプロに挑んでも勝ち目はないという言葉です。

その同じ状況が花岡健のビジネス手腕についても言える事なので、読んでいる私としてもなるほどと思ってしまい、この地点でマネーの拳の世界観に一気に引き込まれる事になりました。

この後も主人公は様々なビジネスに手を出していくことになるのですが、見通しの甘さが露呈していしまい従業員に逃げられてしまったりするなど悲惨な運命をたどる事になります。

この情景を漫画として客観的に見てみるとインターネットで儲けられるような謳い文句を掲げたWEBサイトの信憑性も怪しくなってきて、インターネットに対する自分の考えが改まっていくような感覚を感じる事ができるようになっています。

この様に最初にボクシングというお金とは全く関係ない方面に一度注目させておいて、別の視点からイレギュラーな話題を提供する事で一度読者を振り向かせて読ませる世界観の構築方法は作者ならではの表現方法ととも言え、私が一番気に入っている特徴でもあります。

主人公は巻数が進むにつれて徐々にビジネスマンとしての冷徹な心を持ち合わせるようになっていき、イベントに訪れた広告代理店への営業を展開させていく等進化を遂げていくので、最初に注意されたトレーニングもしていない人が儲けられるわけがないという言葉を忘れさせる程に世界にのめりこんでいくので、ビジネスの世界に興味のある人は読んでみる事をお勧めします。

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