投資の教科書ともなるマンガ「インベスターZ」

   2017/06/15

チャート「インベスターZ」の作者である三田紀房さんについては、テレビドラマ化されて社会現象にもなった受験マンガ「ドラゴン桜」で大ブレイクしたマンガ家なのでご存知の方も多いでしょう。

ドラゴン桜では東大を目指して受験に奮闘する学生の姿が描かれていましたが、三田則房さんの作品は元ビジネスマンの経験を生かした作品が多いのが特徴的で、ドラゴン桜以外にも就職活動指南マンガや企業を題材としたマンガなど、自己啓発・ビジネスを題材としたマンガを数多く手がけています。

そんな三田則房さんが「インベスターZ」で題材にしたのが投資の世界であり、創立130年の中高一貫進学校である道塾学園に首席合格を果たした中学1年生の主人公・財前孝史が、経営資金の捻出のため3000億円という莫大な資産を投資で運用している道塾学園の投資部に無理やり入部させられて、株・FX・不動産など様々な投資対象にどんどん投資していくといったストーリーで、少し現実とはかけ離れた設定のマンガではあります。

主人公の財前孝史は投資部に入部していきなり100億円の運用を命じられ株式投資に挑戦する事となりますが、株式投資の基本から市場の流れ・原理原則などが専門用語少なめの解説を交えたストーリー展開なので、初心者でも問題なく理解できる内容のマンガとなっています。

また、このマンガでは株式投資だけではなく、他の金融商品が投資対象となる際も、素人目線で分かりやすく解説を交えながらストーリーを進めていく方式が一貫しているので、金融商品の知識がない人にとっては投資の教科書ともなるマンガでしょう。

ただ、「インベスターZ」は投資・経済・お金の成り立ちなど様々な分野のいろはが学べるものの、マンガの面白さを優先する方達からすれば、解説を交える事が多いストーリーでは読みにくさを感じる部分があるのも事実でしょう。

しかし、このマンガは知識欲を満たすだけではなく、作中には実在する著名な経営者や三田紀房さんの別の人気作品のキャラなど魅力的なキャラが多く登場したり、テンポよくストーリーも進んでいくので、次々と読み進めたくなるマンガですし、ツッコミどころが多いと言われているものの、純粋に漫画としても十分楽しめる内容となっています。

「インベスターZ」は投資を題材としたマンガで数少ないヒット作品であり、投資をより身近に感じる投資の教科書の側面もあるマンガです。

そのため、投資に興味がある方やこれから投資を始めるという方には最適なマンガですし、このマンガは今までに出会った事のないタイプの娯楽マンガとなるかもしれません。

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